ピーエスIDICへ

午後から八幡平にあるピーエスの室内気候探訪へ

一面ガラス張りの南面には、嫌味を感じるコールドドラフトなどはまったくなく、バナナもしっかり育ったビオトープがありました。まだまだ寒い八幡平ですが、写真で見ても分かっていただけるように薄着で十分温かい室内環境でした。メーカー思想などひとしきりご説明をいただいた後に施設を案内いただき、ぐるっと歩いて回るだけで、汗ばむほどの快適空間。

暖房器具はもちろん温水パネル。窓下に設置されているパネルヒーターのみで、この空間が暖かくなっているということに驚き、さぞ高断熱&高性能ガラスかと思いきやそれほどの断熱でもなくガラスもペアだという。もちろんガラス面に沿って続くパネルヒーターの量はすごいものがありましたが、温度は触ってもぬるいと感じる程度。

これがもっと断熱されて、トリプルガラスのドラフトの少ない環境であったら、シンプルに設備もまとまり、おしゃれな輻射冷房なんかも楽しめて、、、、、などなど、妄想も膨らみます。

室内気候をつくる。

とおっしゃっていたことが妙に心に残りました。もちろん室内空間に嫌味な冷気を感じる場所があるということとは違い、目的にあった温度を人間がつくれるような設計ということだと、勝手に理解してのみこみました。家族の集う普段の場はどこでも暖かくストレスの感じない雰囲気作りを。ゆっくり体を休める場所では、す〜っと夢ごこちになれる雰囲気作りを。それぞれそこに住む人が、コントロールできるような設計と設備を計画することも建築設計の役目だと。

 

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昼食で立ち寄った岩手山サービスエリアのメロンパン。
ひさびさのヒットでした!とってもおいしかった〜

 

 

 

 

 

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