室内はとろん | データで見る内外温度差

今朝、今季はじめてご飯を食べに向かう白鳥の姿を見ました。寒いはずです。

そんな10月すぎの会話がこちら。

「そろそろタオルケットじゃ寒いね」
「夏掛け出さなきゃな」

ん?10月すぎのこの時期に?
会話だけ聞いていると、「へんてこな会話だな。」なんて思っちゃうのですが、家の外は着実に寒くなっている今日このごろですが、断熱しっかりの住まいに暮らすとこういう会話になるようです。

なのでしっかりデータで見てみましょう。10月すぎに夏掛け布団が必要で、今までタオルケット一枚で過ごしていたのだろうか?を検証です。

今日19/10/16 朝の4時40分ころの3箇所の温度と、我が家で記録している温度計のグラフです。

A,B,Cともに横手市内の岩村建匠の標準仕様で、ここ数年の間に引き渡しとなったお宅です。どの地点も外気温はさほど変わりないと思います。今朝はぐんと冷え込み、遂に6℃台となりました。もし、6℃の室温で寝るとしたら、毛布+あったかい布団は必須と思います。でもA,B,Cのお宅はタオルケットor薄がけでのほほんと過ごされているようです。このうちBは、わたしのトイレの温度なのですが、みんな半袖短パンスタイルです。

ここ数日の外気温度差は、約10℃。今日に至っては12℃も変化があります。
それに比べて室内温度差はA,B,Cともに1℃程度。気づかない程度の温度の差です。外に出るまで、本当の寒さに気づかないので、うちでは一応窓開けて、子どもが「うお!さむっ!ジャンバー着てこ」と登校前に確認しています(笑)

っていうくらい、とくに何かエネルギーを必要としているわけでもなく、穏やかに室内はとろんとしています。しかも驚くくらい同じような3件の温度変化です。

あともう一つ気づいたのは、C。きっと窓開けて換気したのかなという急激な温度の低下。その後、クッっと戻っています。躯体、家具、建物全体の温度は、わずかの窓開け換気の時間では冷やされません。なので、蓄熱されている温度に一様になるのですね。

なので逆も言えると思います。もし、建物自体や家具などが外気温と同じように変化しているとして朝方には冷めきっていたとします。すると、一時的に暖房を入れても、OFFにした時点で、空気の温度なんかはすぐに変化しちゃいますから(建物自体が熱を蓄えていないので)また冷えちゃうのです。

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