記憶を読み、妄想して刻む

進行中の旧勇駒酒造の修理工事現場から一枚

これはとある部分のパーツ。上がかれこれ4〜50年頑張った(とおもう)材料で、下が大工さんが作り直したもの。色々絡み合う別の部分も傷んでいるので、そちらの材も作り直さねばならないのだけれど、お互いのくっつき部分を想像し鉛筆で線を引き、刃物を当て、木を刻む。大工さんとしての技はもちろんだけれど、経験と想像力も必要になってくる。はじめから用意されていない答えを探して、みんなで確認して。

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