メンテナンスフリーだから安心
なんていう安心を手に入れてしまうと、気にかけるという気配りをしなくなり、その過信感から小さいことを見逃し、気づけば大したことのないはずの変化や故障が大きな問題になってしまう。「木を見て森を見ず」の逆。
っていうことを、バイクに乗っていた頃に痛いほど思い知りました。あの時外れたパーツがスポークに絡まったら、ロックして転倒。。。なんてことになっていたかと思うとゾッとします。
たとえはちょっと違うかもしれませんが、家もやはりメンテナンスフリーを過信してはいけないように思います。メンテナンスフリーの素材に頼り、その素材の回りの必要な変化に気付かなければ、家も長持ちしませんからね。
もちろん、便利なものは取り入れ楽に楽に生活したいものです。
長くなりましたが、先日、黒川の家のちょっと遅めの2ヶ月点検に行ってきました。
2ヶ月目のチェック項目は、初期不良の再確認がメインとなります。「ボルトの緩みは気の緩み」なんていう標語が大きな現場には掲示されていたりするものですが、やはり人。もしやあるかもしれない「緩み」の再確認です。
良いのか悪いのか、一つ気づいて、設備業者さんと給排水系統の増し締めチェック。
あとは、住んでみて気づいた点やこうした方がいいのかな?と、コーヒーと美味しいお菓子をいただききながら主に設備の設定とか住み方についてのご相談。談笑交えて、しばし楽しい近況報告会みたいな時間です ^ ^
そしてもう一つ。グラスウールたっぷりの住宅の暖かさはいかがなものか?
半床下に設置してある暖房による、気流感のないあたたかさ。室内の温度計は22.3℃。窓下に設けてある大工さん手製のガラリからは、感じるか感じないか程度のホワホワとしたぬくもりがあり、足元は全く冷たくなく、天井も壁も22~24℃と、とても安定していました。三種換気なので、吸気口だけは結露していましたが、想定内の範囲。総じて、暑くもなく、寒い場所もない室内となっていました。ちなみにこの時の外気温は4℃。窓まわりも、青くはなっていますが17℃で結露なしです。
床下点検口を開けたり、潜ったりしているわたしたちにとってはとても「暑い」と感じる環境でした。
最後に、お客さまが来たばかりの11月分の電気料金の検針票を見せてくれました。
「これだけみんな暖かくて、これっていうのが驚きだよ(今まで住んでた家と比べて)」
とうれしいお言葉。家族6人3世代、暖房、給湯、調理と電力オンリーのお宅です。正直言うとシュミレーションでは11月で1.5万ほどでしたがいくらか超えてました。
設定温度が22〜23℃だとちょっと寒く感じるので、おじいちゃんの側にはハロゲンヒーターもたまに付けているそうです。
「うちの子供は寝るまで半袖だー」ですって。
これからが本格的な冬。ラジオからもジングルの流れるシーズンの到来です。エアコンやエコキュートの室外機であるヒートポンプはどんどん効率の下がる時期です。さあどうなるのか!?
シュミレーションではMAX2.3万ほど。(かなり辛いかな、、、)
今後もご紹介します