平成30年度のネットゼロエネルギーハウス支援事業の実績報告
●自社 平成30年度ZEH率 0%
毎年、付加断熱も施した高断熱案件を新築・既存改修にかかわらずご依頼をいただきありがとうございます。
ZEHに該当するには必須のPV(太陽光発電)稼働がゼロのため、ZEH住宅とはいたっていないのが現状です。
理由1
PV搭載に関わる費用を、断熱強化・窓の性能UP(ペアガラス→トリプルガラス)費用にちゃんとお金をかけたいため
理由2
PV搭載場所として適所な屋根に、冬季は積雪がもっさりあるため、発電を12〜03までは期待できない
理由1は、「売電価格が下がっていて前ほど補助金もないからね」という理由とともに、「かけるお金はちゃんと熱を逃さないで暖かさを保てる仕様」へのお客様の理解と意識が向いて来ているので、全く同感です。まずは熱ダダ漏れの現状(地区数十年の既存住宅)を変え、きちんとしっかりした器(防寒ダウンと防風ジャケット)を作るのには大賛成です
理由2は、年間発電量を考えると、以外にもこの横手でも冬季以外の日射量は大差ないことを知ることも必要なのかもしれません。
例えばこちらから。
NEDO 日射量マップ http://app0.infoc.nedo.go.jp/colormap/colormap.html
ごもっともとはいえ、一番電気を必要としてる時期である冬季に
「なんだか冬に発電しづらいなら、PVはやっぱりねえ。お金もかかるし、雪も積もったままだし、、、」
となるのは納得です。
特にほとんど冬の日射の期待できない積雪地域ならではの、「冬メインのパネル角度」なんていうのも有効かもしれません。
ランニングコストを抑えてのんびりと健康的に暮らせる住宅が、岩村建匠の大切にしたい住宅スペックです。
不愉快な温度差を気にすることもなく朝ごはんを食べ、学校に出かけ、帰宅後はお風呂の出入りに勇気を出す必要もなく、寝るまでのゆったりした時間を過ごせるのです。蒸し暑い夏は、小さなエアコンが気持ちいい空間にしてくれます。吹雪の日は、玄関のドアを開けた時にふんわりと温かい空間に癒やされます。
そして、太陽光発電でうまれたエネルギーでランニングコストが0(ゼロ)、つまりはZEH住宅になれば、家計はにんまりするかもしれません。暮らす人にも地球にも(もちろんおサイフにも♪)とっても優しい頼れる住宅だと思うのです。