夏の暑さと救急出動回数

とはいえ、毎日のように30℃が当たり前のココ最近のことなのですっかり忘れていましたが、そろそろやっと子どもたちも夏休みを迎えるシーズンの到来です。

ニュースでは毎日のように、熱中症で大変な様子が報道され、映像には学校やイベント会場に駆けつける救急車の様子が映し出されています。エアコンの効いた屋内デスクワークと違い、現場作業のある自分たちの日常はといえば、切りの良い作業の終わりのタイミングを見つけては、「まず休むべー」と日陰で一息。とりあえずあそこまでやったら!一息。の繰り返し、繰り返しで、日陰作業のありがたみを身にしみるのです。という自分は、打合せや見積もりでちょいちょいエアコンつけた事務所でマウスをクリックするのですから、ことのほか大工さん、板金屋さんの汗だくな姿には敬意を評したいくらいです。

暑さばかりがヒューチャーされるこの頃ですが、自宅が街道沿いにあるため夜の救急車の音、冬から比べると少ないように感じるのは自分だけなのかな?と思い、ググってみました。

ありました。横手市の救急出動回数。下のPDFに詳しくのっています。
横手市消防本部 H29火災・救急・救助統計 http://www.city.yokote.lg.jp/files/000125720.pdf

一覧表の数字で示されていてピンとこないので、交通、一般負傷、急病についての救急出動をピックアップしてグラフにしてみます。ピンクはなにか因果関係もありそうなので、一般負傷+急病の和とします。

すると、春、秋は落ち着いていて、夏はとくに8月、冬は12月,1月がざっくり2割り増しなのが見えてきます。季節の暑い・寒い・穏やかが、そのまま出動回数に現れているようにも見えます。少なくとも夏の「暑いです!気をつけて熱中症!」と騒がれる時期よりは、冬の出動回数のほうが上回っている事もみえます。
さらっと書きましたが、自分が感じたとおり。2月、3月をみると、やはり冬のほうが全体的に多いのがわかります。

なんだか夏だけが「体調に気をつけなきゃ!」と言われがちですが、同じく冬も気をつけなきゃいけない事、冬の方が気をつけなきゃいけないのに「寒いです!気をつけて!」と報道されないのも不思議な感じを受けます。

 

傾向としては東京の様子も同じようで、夏と冬の出動回数が多いようです。参考までに。
東京消防庁のページ http://www.tfd.metro.tokyo.jp/camp/2016/201612/camp1.html

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