あれやこれやといろいろな商品が出揃う今日で、求められるデザインや機能性はすぐに確認できるものの、耐久性とか長寿命といったことは、新品では確認できないので、実証されているものが間違いない現実を突きつけてくれる。
今日のリフォーム現場で見たステンレスのキッチン。
長年の生活汚れはさておき、腐食がないということがわかります。
汚れの付きやすいガスコンロ周り、水ハネの多いシンク周り、排水への導入付近や結露が置きていたキッチン背面。全てにおいてさすがのオールステンレス。クリーニングを施せば、再利用問題なしの状態。
適材適所。間違えたりケチったりすると、がっかりするか諦めるしかない。
目新しさや変にギミックな新機能など必要がない場合が多いのです。本当に良いものはシンプルで、本当に良いものは良い。
見栄えがステキな表面塗装がどんなに今はすごくても、剥がれたら終わり。傷がついたらそこから腐食のはじまり。いろいろな現実を見て思うものだから、提案には理由があるのです。
建築現場での耐久性は、素材の種類と腐食などにも耐えうる厚さ。これに尽きると思います。
使い勝手良く、いらぬ機能のないものこそが、毎日使えるメンテのしやすさにもつながる本当に良いものだと思うのです。
「よりよく毎日使えるものを。後悔してほしくないものを。」と提案をしているのは理由があるのです。